猫ヒロウ2014 [動物のこと]
だからシリーズ化したくないんだってば!!
9月1日未明、猫の鳴き声で目が覚めた。
野良猫のケンカだと思っていたけれど、
数時間後に多夢を連れて散歩に出かけると、
家のすぐ裏にある建物の入り口に、いた。
犬用のリード(紐)を首に巻かれて、
水道の蛇口にくくり付けられて。
隠れる場所さえなく、
目の前を通る車や自転車に怯えて
すでに枯れている声で鳴き続けていた。
まず普通に考えて、
その建物の中に飼い主がいると思った私は、
ドアホンを鳴らした。
出て来た人に事情を聞くと、
「朝、出勤したら繋がれていたんですよ」という。
・・・で???
・・・それで???
・・・そのまま???
アホボケカス!と怒鳴りたい気分を押さえ、
とりあえず、
こんなに雨に濡れているのでなにか箱とかないですか?
と聞くと、ないです、と言う。
続いて、どうするつもりかを尋ねる。
すると、「あ、どうにかしてくれるんですか?」という。
プッチーーーン!!
だから私はヒトが嫌い。
協調性がイマイチ足りてないことや、
いつまでも独身である事をいつどこで誰にからかわれようと、
やっぱり私はヒトが嫌い。
親だったり、責任ある立場や指導者や、
ガチで社会と関わりあるはずのオトナが、
平気でそんな生き方をしている。
そんなんで生活とか、ビジネスとか、
愛情とか友情とかが成り立ってしまっている。
これだって、ええ歳のオトナが集まって、
ほんのわずかな知恵も労力も出さず、
そのままにしておけるその神経。素晴らしい。
見ればドアには「こどもの発達支援センター」と書かれている。
アホか。
どんな事情があるにせよ、
雨の中、わざわざ紐でくくって捨てた人間も、
それをそのまま放っておける人間も、
姿が見えなくなって妙に安心している人間も、
定期的に悪夢にうなされるか、胃潰瘍にでもなればいいのに。
怒りと呆れで閉口する私をみて、
発達支援活動に忙しいらしいそのオトナたちは、
「すいません」とドアを閉め、業務に戻った。
改めまして、宣言します。
私はヒトが大嫌い。
9月1日に保護したので、名前は「くノ一(kunoichi)」。
春さんが最近飼い始めた子犬と同じ、くーちゃんです。
推定5~6ヶ月の女の子。
ちょうど歯が生え変わっている最中。
腰が悪いのか、上に飛べません。
でも、ものすごい勢いで走ります。
食欲も睡眠欲もありあり。
人なつこくて、甘えんぼ。
特技はロングトーン。(けっこう伸びやかな声です)
エイズと白血病のウィルスチェック済み。どちらも陰性でした。
ノミダニ駆除とお腹の虫下しも済みました。
身体も汚れてなかったし、肉球もきれいだったので、
きっと家猫だったんだと思います。
シャンプーをしてしっかり乾かしましたが、
何故か首輪の跡がくっきり。
8月31日まで飼われていたのでしょう。
夏休みが終わり、面倒が見れなくなるからなのか、
充分いい思い出ができたからもういらないのか、
そんなん知らんけどさ。
・・・アホボケカス!!!
家の中で、家族として、最後まで、何があっても、
一緒に暮らしてくれる人がいたら、
ご一報ください。
協調性がなくヒト嫌いな私ですが、頭を下げます。
文句タラタラのこれを読んでくれた皆様へ、
どうかよろしくお願いします。
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健康や寿命を心配しながら暮らすというのは、相当な覚悟がいる。
しかしこの時代、命は時としてランク付けされ、モノ扱いされる。
ヒトとして生きていく以上は仕方ないことかもしれないが、
できるなら良い形で共存できる道を探したいと思い、
私を含め動物ボランティアは救助活動や里親探しをしている。
今回、そんな人たちの賛同を得て、この映画の上映が実現した。
2年経った被災地にスポットを当て、
ペットを失った飼い主や、
飼い主を失ったペット、
その間で日々活動するボランティアのリアルな心境が映し出されている。
そう遠くない将来、徳島が被災地になるかもしれないという予測。
そうなれば人間のみならず、多くの動物の命が消えるという事実。
ペットも家族だと思う人たちが、少しでも辛い現実を回避するために、
今から知識と備えを得ておくことは、決して無駄ではない。
夏休み中の上映ということもあり、
親子で、家族で、ぜひ観にきてほしい。
そして家族の絆や命の重さについて話し合ってほしい。
徳島のみなさん、ご協力ください。
ユーフォーテーブルシネマ
http://www.ufotable.com/cinema/
TEL.088-678-9113
料金 当日1800円
前売1400円/小山助学館徳島駅前店、フクタレコード、平惣(予定)