女ともだち [酒のこと]
久々に女ともだちと夜の町へ出かけた。
急な誘いではあったけど、なんだか切羽詰まっていそうだったので
とにかく会うことにした。
案の定、現在進行形の恋愛に疲労困憊している彼女、
大方お手上げ状態だった。
話しながら、ひたすらお酒を呑む。
いつになく饒舌な物言いがなおさら可哀想に思えて、
なんだかやるせなかった。
最近、周りの友人たちは悩んでいる。
恋愛においての価値観の違いもそうだけど、
結婚や親のことでまいっている人が多い気がする。
切実に子どもを授かりたい人もいれば、
ろくでなしのせいで堕胎手術を受けた人もいる。
覚悟を決めて産んだはずなのに、
孤独と絶望にがんじがらめになっている人もいる。
普段、ちびっこや動物にしか相手にされない
私なんかの想像をはるかに越えて、相当深刻な内容だ。
何をどうしてあげれるわけでもないけれど・・・
ありきたりな事を言ってお節介焼くだけなんだけれど・・・
それでも出口が見えたり楽になれたりするのなら、
喜んで話しを聞いてあげたいと思う。
そのために、友達をやっているのだから。
いつか私がそうなった時、
自分の心に毒がまわりきる前に、
頼れる友達に話せたらいいなと思う。
笑ってくれたり泣いてくれたり、
「そこから浮上してくるのを待ってるよ」と言ってほしい。
ビールに続いて日本酒４合、
酔っぱらってロレツがまわらなくなったところで
珈琲を飲みにトランプ堂へ。
苦い涙をたくさん流して決別した昔の恋人に、
とっくに新しいパートナーがいることを知った。
私には彼以外あり得ない、彼には私以外あり得ない、
そう思って微塵も疑わなかったあの頃が少しだけフラッシュバックした。
やっぱり、私ではなかったか・・・。
でも大丈夫。時間は正しく流れている。
むしろ、狭い街の、狭い業界の中で、
大事な友達たちに気を遣わせてしまったかな。
こちらは全然平気です。
写真は、
とても小さいお店で、BGMはテレビだし間接照明でもないけれど、
本当においしくてよく行く「潮来亭」のお料理たち。
おやじに混じってカウンターに座っても、楽しいし落ち着く。
見た目や雰囲気よりも味重視。
味覚以上に思考が変わったんだな、と
確実にオヤジナイズされている事実を受け入れている。
高知の「文佳人」という辛口冷酒がお気に入り。
小鯛の塩焼き。すだちを搾って。
大キスと野菜の天ぷら。
四万十川のちびカニ付き。
たらいま〜 [日々のこと]
東京ライブ第一弾、無事終わりました。
平日の、しかも雨の夜、来てくださった方たち
ほんとうにありがとう！
弾き語りなので緊張したけど、
マイワールドにもトリップできました。
温かい拍手のおかげです。
今回も例のごとく、といいたいところだけれど、
今回はついに！一枚も写真を撮らずに帰ってきてしまった。
なんのためにデジカメ持っていったのさ・・・
１泊２日、あっという間。
でも、お家に着くまでが遠足デス。
移動中だって楽しい空想タイム。
元気と歌の源になる。
新幹線にもだいぶ慣れた。
ひとりの時間は大事だね。
見送ってくれる人がいるってことも、
待っててくれる人（と犬と猫）がいるってことも
嬉しい。
来月は吉祥寺スタパです。
その前に明石もあるよ。
どちらもBAS付き。
楽しい日曜にしよう！
今日の一枚は、
「羽菜子、保温中」
わろたってー。
「春遥」持って遥々ツアー 東京・恵比寿編 [音楽のこと]
明日です！
東京のみなさん、お仕事帰りにぜひ！
ピアノ弾き語りです。
「唄彩〜utasai〜」
会場 恵比寿天窓,switch
共演 宮崎陽子／nowhere
開場 19:00
開演 19:30
料金 ￥2,000（ドリンク別）
史上最小 [動物のこと]
ここまで小さいのは初めて。
史上最小だ。
生徒のお母さんからのSOSに駆けつけると、
小雨の降る寒い中、へその緒をつけたまま固まっていた。
からだは冷たく、ほとんど呼吸していなかったので
最悪だ、と舌打ちしてしまったほど絶望的だった。
でも病院で水分補給の注射をして温めたら鳴き出した。
目も耳も開いてない。まさに生まれたてだ。
まだここでは報告してなかったけれど、
2月末にフクローが大阪へ、
先週末にチビミが藍住へ、
そして今週末にはシマミが姫路へ、と、
ここにきて続けて里親が決まって
嬉しさと寂しさでなんだか心がボロボロになっていたところ。
余ったお皿や保護した当時の写真を見ては、
「自分はつくづく動物福祉に向いてない」と涙を流していたところ。
なんだろうねぇ、こういうタイミング。
それに、またしてもライブ前。
もしも神様がいるんだとしたら、
いったいなにを試したいんだろう。
離れて見守る眉寿子。
ピース！ 再び [音楽のこと]
先週の土曜日、
佐那河内はタカツイ地区の文化祭があった。
今年ももちろん参加。
バンドメンバーが都合が悪く少々心細かったけど、
中学の卒業生が集まってくれたので嬉しかった。
1ヶ月ぶりに会う彼らは、
それぞれに違う制服を着た、高校一年生。
まさかと思ったが、少し大人っぽい顔をしていた。
卒業式とは全然違う雰囲気の中で、「ピース」を歌った。
楽しかった！
今度は5年後、成人式でまた歌おう。
きのうの徳島新聞でも紹介されました。
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/04/2010_127112452814.html
私はもうすっかり慣れたが、
いつもの〔ライブ〕の100倍アットホームな雰囲気の会場。
ちびっこは走り回り、大人たちはたいがい酔っぱらっている。
最後は「大抽選会」でシメる。
お豆腐から掃除機まで、あらゆるものが並ぶ。
私はかわいい鉢植えのお花が当たった。やったぁ！
さらにその後には「大宴会」。
村の長老や音響のおっちゃん、パワフルなお母さんたちと
お刺身やうどんを食べながらお酒を呑む。
村人御用達の焼き鳥屋さん、駅前「鳥ぼん」より、
皆谷特注「ささみ塩焼き」が届いた。ありがとう！！
音楽も楽しかったけど、
ここに来るといつも呑んで食べてばっかりいる気がする。
公民館の前にはこんな立て看板が。
この通り、大人たちはやんちゃ坊主を遠慮なく叱るし、
子どもたちも人なつこくて素朴。
コミュニケーションの取り方は昔からずっとシンプルだからかな。
一粒ずつ紙に包まれた高級いちご。いただいちゃいました。
値段は怖くて聞けない。
こんなに大きいのです。しかもめちゃ甘。
それをつかったショートケーキ。めちゃウマ。
この村に関わっている限り、
私は確実に太り続けるんだろうなぁ。。。
昼下がり [思うこと]
お天気のいい昼下がりは、
やたらベランダで過ごしたい。
猫たちは日光浴、私はせっせと土いじり。
プランターから芽が出てきた。
生徒にもらったアサガオから食べ終わったフルーツまで、
いつもいろんな種を混ぜて適当にまくので、
成長するまでなんの何者だか分からない。
今年はどんな花やハーブができるかな。
ラベンターの花も満開。
癒されているシマオ。
かごの中でまどろむ嬉来雄。
ぎゅうぎゅうでも平気。
怒濤のちびっこレッスン（春休みver.）が
ようやく終わった。
お疲れワタシ。よく働いた。
明日は入学式らしい。
何時に起きてどんな服を着るか、誇らしげに話してくれた。
お母さんたちの髪型も気合い充分。
いいスタートをきってほしい。
私はランチに出かけよう。
山菜採り [食のこと]
佐那河内の村人に招かれて、
山でワラビ採りをしました。
数日前の雨のせいで、
所々大きな石が転がっているのを発見しては
恐怖の叫びをあげつつ、
なんとか無事帰還できました。
空気といい聞こえる音といい、
最高に気持ち良かった。
私は断然海派だけれど、たまには山もいいものだ。
山に囲まれた村、佐那河内。
歌詞にもなった佐那河内中学前の坂道。
写真の色が悪いけど、
とてもきれいに咲いていた。
彼らの顔がふとよぎって、なんだかしみじみ・・・
こーーんな山奥。道がないのでそこらへんの
木や枝をガシガシ掴んで登る。
ワラビ。
山の所有者と行ったのに、
すでにほとんどが何者かに採られていた；
管理が難しそう。
夕方、無事下山したところで、
辺り一面広がったつくしんぼ。
夕日に照らされて別世界だった。
右がワラビで左がイタドリ。
コンテナ3箱分もくれたモモイチゴ。
今は旬を外れているので「アイイチゴ」というそう。
味はもちろんモモイチゴ。
高級なのに、ビールのつまみになっていた（笑）
灰汁で一晩アク抜きをしてから、
お出汁で味付けをして卵とじにしました。
大量に作ったのにおいしくてペロリ。
さらに残ったワラビは、筍といっしょに炊き込みごはんに。
鰆も焼いて今夜は純和食。
筍は新野産。友人まりつぁんからのいただきもの。
新婚＆（我が家のすぐ裏に）引っ越ししたての彼女は
アク抜きしている暇はないらしい。
春の味覚、おいしかったぞ〜。
ごちそうさまでした！
