怒濤の日々 [日々のこと]
グッバイ、夏休み [日々のこと]
夏休みが終わる。
それと同時に、夏も終わってしまうかのよう。
セミの声が止んだ。
涼しい風が吹いた。
空の高さ、雲の形が変わった。
海水浴もしていないのに。
浴衣も着ていないのに。
かき氷も・・・1回しか食べてないのに。
夏のスリッパを買ったばかりなのに。
まだまだノースリーブの服やワンピースや
麦わら帽子をかぶりたいのに。
確実に、終わっていく季節。
宿題はちゃんとできたかい?生徒たちに聞く。
するとたいてい、
「ほんなんヨユーでとっくのムカシにおわらせタッタシー」
と自慢げに返ってくる。
しかし中には、
「ま、まだ・・・」と途端に顔が曇り、
ドクショカンソーブンが・・・とか、
ジユーケンキューが・・・とかいう子もいて、
あぁ今の自分と同じだな、
追いつめられると苦しいよね、
その気持ちはよく分かるよ、と内心つぶやきつつも、
「オトナになっても締め切りはあるけんな!」
などと言ってケケケと笑う大人げない先生なのである。
この町に限ったことかも知れないけど、
ラジオ体操が消えた。
母校の生徒から聞いた時、
あまりの衝撃に、3回くらい聞き直した。
ない?ないって?なんで?
夏休みのこどもの朝といえば、ラジオ体操だろう。
スタンプを押してもらう楽しみが、
毎日友だちに会えていたあの時間が、
今はないのだという。
なんでや。
朝から塾へいく子が増えたのかな。
熱中症や不審者を心配して保護者が反対したのかな。
真相は知りたくない。きっと私には理解できない。
自分の時代には当たり前だった恒例行事がなくなった、それだけ。
そういえば。
彼らにジユーケンキューの中身をインタビューしている。
「麺を調べた」という子は、
パスタやうどんなどあらゆる麺の原料や太さなどを調べて、
食べまくったのだそう。
「市場を調べた」という子は、
日曜市に出かけていき、店の種類や配置、
置いているものなどを細かく調べて大きな模造紙に再現したのだとか。
本屋さんのポップ(その本の紹介)を調べた子は、
各書店を周り、どの種類の本にどれだけ力を入れて紹介しているかを
調べて回ったのだそう。
それから毎日新聞の折り込みチラシの種類と枚数をチェックした子、
世界の国旗、塩の結晶、星座、などなど、
それぞれに面白い研究をしていた。
どれもこれも、超個人的なその子目線で世界を見て、
それを超個人的な概念で「まとめ」ているのだ。
おもしろそう!
小学校の先生がうらやましいなと思うのはこういうところ。
彼らのキラキラの目に映る、
イマジネーション炸裂のワンダーランドに触れることができるんだから。
私の子どもの頃はというと、
弟と一緒に虫かごとアミをさげて公園に出かけ、
木の幹や岩にへばりついて
セミやザリガニを捕まえて興奮していた。
残酷な幼少時代。
明日から彼らは学校へ。
すぐに給食やらテストやら、運動会の練習が始まるのだろう。
私も夏休みシフトから解放される。
ママも私もちびっこも、みんなお疲れちゃん。
今夜はのんびり、呑みますか。
夏本番 [日々のこと]
キラキラ・ジュライ! [日々のこと]
ヤメます宣言。ドドン!! [日々のこと]
ヤメます宣言。ドン! [日々のこと]
ー夕暮れの空がキレイだからって呑みに出かけようとすることー
土曜日は、午前中から夕方までちびっ子レッスン。
ありがたいことに、遠い町からも
ピアノを習いに(猫と遊びに)生徒がやってくる。
今日はたまたまお休みが重なって早く終わったので
近所の公園でサックスの練習をした。
家で吹こうものならば、
猫たちがものすごい勢いで押し入れに逃げ込み、
呼んでも当分出てこない事態になるが、
ここならば誰にも遠慮せず思いきり吹ける。
まだまだ下手っぴでヒドイ演奏なのだけど、
来月のライブに向けて、
先輩たちの足を引っ張らないように頑張りたい。
その帰り道。
うろこ雲を広げた夕暮れの空と、
これから始まる週末の夜を予感させる町並み、
そこに横たわるなだらかな眉山があまりにも美しくて、
思わず楽器を置いて写真を撮った。
こ、これはもう・・・
呑みに出かけるしかない!
呑みたいか、
しいては何を呑みたいか、
誰と、どこで、どんなふうに、
すべては空模様で決まる。
空の色や雲の形、風の強さや湿度なんかで。
そういえばこないだのマチ☆アソビの打ち上げの際、
kondo社長がレコード会社やマガジンや様々な業界の偉いさんに
私の紹介をしてくださって、
「徳島で歌やってる人です。とにかくお酒にうるさいの。」
などとゆーとったなぁ。
ということで、
急いで帰宅し、動物たちにごはんを食べさせ、
多夢の散歩とチロの散歩をして、
服を着替えて右耳のイヤリングをつけたところで、
むーーーーー。
stop the odekake.
ジセーシンというものが働いた。
珍しく。
本来ならば今夜もライブに向けての合奏がある。
今夜は1部にする演目ばかりなので私は欠席をしたけれど、
先輩たちは今も頑張って演奏している。
私だけ呑んだくれていいものか。
そして例のごとく二日酔いで明日の合奏に登場し、
果たしてまともな演奏ができようか。
森うどんに、指揮棒で刺されないものか。
というわけで。
大人しく独りで家呑み。
独りという点では外でも内でも同じなのだけど、
ともかく歯止めがきく程度の呑み方にしなくてはと思い、
きのう味見した山口の雁木を飲み干すことにした。
酒、じゃなくて鮭チャーハンともずく。
ついさっきまでお刺身のクチだったゆえに、
かなり大ざっぱな調理になってしまったけれど。
これでいいのだ。
これまで幾度となく芽生えては枯れていた
キョーチョーセーというものが、またしても誕生。
今度こそ育てなくては。
シャカイセーを養う上でとてもジューヨー。
我慢できる子。スバラシイ!
というわけで。
ワタクシ皆谷尚美、
夕暮れの空がキレイだからって呑みに出かけようとすることを
ヤメます! ドン!
明日は「天然スパークリング」久々のコンサート。
BBQ(私は初球からマシュマロを焼く)をしながら
英語と音楽にまみれる予定。
お天気になりますように。
夜は合奏。
相方がノンアルのスパークリングワインを用意してくれているので、
音楽室が酒臭いことにはなりません。
ご心配なく!