かつて、 [思うこと]
いったいいつから、
誰かを見送ってばかりいるようになったんだろう。
ようこそ。
やっぱり良い街でしょ。
またおいでね。
店先で、駅で、空港で、
誰かに手をふる日々が続いている。
平穏な日々、
落ち着いた暮らし、
守るべきものと守られている実感。
かつて、
玄関で、駅で、空港で、
確かに誰かに見送られていた。
そこには夢や希望や不安や自信や、
無謀な明日へ挑む気持ちがあった。
後ろは振り向かない、
振り向くのは今じゃない、
そんな決意と意地があった。
なのに。
今日、明日、来年、10年後、
私はこうやって誰かを見送ってばかりいる人生になるのだろうか。
断然、
見送られたい。
行っておいで、と。
やりたいようにやっといで、と。
☆本日は、晴天なり
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