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春はすぐそこ [思うこと]

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悲しさとやり切れなさで発狂しそうな週末だった。
津波を映像をたくさん観たせいでもあるし、
悲鳴や破壊音をたくさん聞いたせいでもある。
人々が立ち止まり、目を閉じ、祈り、
切なる想いで再び空を見上げた日。

半野良飼育をするおっちゃんの猫たちのお世話をして、
3年になる。
おっちゃんはお金がない。生活も苦しい。
でも猫はかわいい。
だからえさをやり、夜は一緒に寝る。
決して衛生的な環境ではないので、
風邪をひいたりノミやダニがわいたりもする。
それらの治療や、メス猫の避妊手術、
子猫の里親探しまでいろいろと手伝ってきた。
去年の春、生まれた子たちはみんな里親が見つかって、
行方知れずになった黒チビ(明石ライブに連れていった子)以外は
4匹とも愛されて幸せそうだ。

でも、初秋生まれの6匹が、全滅の危機。
生まれたことすら聞いてなかった。
いきさつは悲しすぎて書けないのでやめとくが、
とにかく土日で4匹が死んでしまい、
残る2匹もきっともう助からない。
ウィルス性の病気という疑いが強く、
我が家には絶対連れて帰れない。
おっちゃんは何を狂ったのか、
全匹の耳先にハサミを入れていた。
「血を出して熱を下げる効果がある」と信じている。
もちろんそんな事実は微塵もなく、
お医者さんも驚いていた。
血が止まりにくい子も致命傷になり、結果がこれだ。

わたしはレッスンも犬の散歩も後回しにして、
泣きながら車を飛ばした。
先生には、今できる精一杯のことをしてもらい、
苦渋の決断でおっちゃんのところに戻してきた。
何も食べず、ひたすら眠っている。
悔しいなぁ。
子どもは親を選べないというが、
生まれてきた環境でこんなにも命に差ができるなんて。
春生まれの子たちが最悪の猫風邪から助かっただけに、
本当にやりきれない。

こんなのバカげてる。
この子を助けても自分が大変な思いをするだけだ。
飼い主の好きなようにさせとけばいい。

という周りの真っ当な言い分を振り切ってでも
やっぱり助けられるものなら助けたかったなぁ。

裏の梅林では、もう薄ピンクの小さな花が咲き始めている。
どんな時でも、春はくるつもりらしい。






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犬の病気

"猫の病気や、犬の病気 いくつご存知ですか?

実はあまり知られていない、猫や 犬の病気 もたくさんあるんです。

ネコちゃんやワンちゃんも家族ですもの。 様々な猫や 犬の病気 に合ったお薬を上手く使って、 人間と同じように健康管理をしてあげて、 いつまでも元気で楽しい毎日を送りたいですね。"

by 犬の病気 (2012-03-15 16:15) 

Naomin

*犬の病気さん
ありがとうございます。薬はなるべく使わないようにしたいですが、病気のことを勉強するのは必要ですね。
by Naomin (2012-03-16 17:09) 

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