バイバイマルオ、パート2

きのう、マルオとホタルがうちを出た。
「二度目だし、全然よゆー」なんて思ったのはつかの間。
お、お前たち・・・元気でね。仲良くするんだよ・・・
大人げなくボロボロと泣いてしまった。
やっぱり別れは辛いなぁ。
ゲージの網からちいさな手を伸ばしてミィミィ鳴くのを見ると、
自分の身体が壊れたかと思うくらい涙が溢れ出た。
我が子が県外へ進学する、とか、嫁にいく、とかとはまた違う。
彼らの意思かどうかが全然違う。
でも、もともと我が家へやったきたのだって、
彼らの意思とは全然違う。
堂々巡りだからやめようこんなの。
とにかく無事に、彼らは巣立った。
前後、レッスンで忙しかったのがせめてもの救い。
「マルオたちは？」とまんまるの目で聞くちびっこらに
「さっきまでいたんだけどね、」と説明する度に
うぅっとこみ上げてきたのは言うまでもないけど。
猫はすぐに忘れる生き物だとという。
私も負けじと、
彼らが使っていたトイレやお皿をさっさと片して、
1ヶ月半前の形状に戻そうとしてみた。
でも。
マルオに葉っぱを食べられて茎だけになったアサガオや、
ホタルが噛みちぎったリボンや欠けたコップは、
彼らがここにいた証拠をありありと主張している。
うぅっ・・・（やっぱりダメ；泣）
どうか元気で。幸せに。
新しい家族、新しい環境に早く慣れてほしい。

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