クロゼット [冬眠中]
私の部屋のクロゼットは、
ひとたび開けるとネコたちが面白がって入り込み
なかなか出てこなくなるのでめったに開けない。
が、先日亡くなったみっちゃんを想い、
Bell'sがあった頃の自分を思い出したくなって、
久々にアルバムを出してきた。
どれもこれも若い、の一言。
思いっきり笑っていたり、食べていたり、歌っていたり。
変わってないといえばそうなんだけど、
やっぱり何も知らない、何も解ってない小娘にしか見えない。
友人たちも、今では交流が途絶えた人もたくさんいて、
名前も・・・むーーー・・・
って感じでしばらく考え込んだり。
駅やお店の名前もほぼ忘れてしまっているけれど、
やっぱりあの頃の楽しさや根拠のない自信や希望は
写真越しでもキラキラして見えた。
しばし懐かしさに浸った後に、
せっかくなので、今、私と関わってくれている人たちにも
見てもらおうという考えに至り、公開した次第です。
ほんまに若いけん。
常に不安で、怖くて、
必死で周りについていこうとしていた自分。
東京弁をしゃべり、お化粧をして、
最先端のお店や洋服を気にしていた自分。
眠れなくて、食べれなくて、うまく心を開けなかった自分。
今の私だったら・・・
いつもそう思ってため息をつくけれど、
すべては、もう遅い。終わったこと。箱の中だ。
この気持ちを忘れてはダメ、
今の、これからの自分に活かさなきゃダメ。
クロゼットの中の、
遠い遠い記憶の箱の中から出てきた、
懐かしの皆谷を、どうぞ。
＜懐かしの皆谷〜デビュー編＞
コメント 0